（台北 8日 中央社）台湾時間8日早朝に2020年夏季オリンピック開催地が東京に正式決定したことを受け、台湾の台日窓口機関・亜東関係協会の李嘉進会長は猪瀬直樹東京都知事と大橋光夫交流協会会長に対して祝電を送り、日本の招致成功を祝福した。

国際オリンピック委員会はアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで第125回総会を開き、2020年夏季五輪の開催地を東京に選出した。李会長は8日午前中央社の取材に対し、亜東関係協会はすでに猪瀬直樹都知事と大橋光夫会長に対して祝電を送ったと回答、56年ぶりとなる2回目の東京大会開催を歓迎した。

また、李会長は1964年の東京五輪に触れ、その当時の台湾でもスポーツブームがわき起こったと語り、「台日のスポーツ交流促進など、再びブームが起きてくれれば」と東京五輪開催で台湾体育界への“相乗効果”を期待したほか、東京を訪れる観光客が台湾にも足を運んでくれればと観光面での波及効果も望んだ。

さらに李会長は、台湾は東日本大震災のことを常に気にかけているとし「2020年の五輪開催を機に、震災の暗い闇と別れを告げられれば」と未曾有の被害を出した災害からの復興を願った。

http://japan.cna.com.tw/news/apol/201309080001.aspx